カールセンの言動から見えるチェス界の特異性

日本チェス界の技量向上が絶望的である事は、これまでにも述べて来ましたが、今回は昨年9月のカールセン連勝記録ストップを取り上げたいと思います。同時に、世界から全く相手にされない日本チェス界の今後について所見を述べたいと思います。 シンクフィー…

日本チェス界の絶望的な排外性

囲碁、将棋だけでなくチェスも愛好する、数少ない日本人であると自負している70歳の老人です。チェスは崇高な芸術であると考えている私は、日本チェス界には主要な問題が二つ有ると考えています。最大の問題はチェス技量向上に全く関心が無い事、2番目は…

日本チェス界の病巣

身体的能力の優劣が勝敗に影響する大多数のスポーツと異なり、ボードゲームの場合は頭脳だけで勝敗が決する為、知的水準が高いと言われる日本人には極めて有利であると思われます。日本人のボクシング世界ヘビー級チャンピオンなんて有り得ませんが、知的ゲ…

文化、慣習の相異の克服は不可能である

日本文化である囲碁、将棋と外国文化であるチェスとの間には、克服し難い価値観の相異があると、極めて悲観的に考えております。ゲームの基本的ルールについては問題無く納得出来ても、運営方法に関する様々な習慣、規則などについては、日本人と外国人との…

公開対局はプロ棋士の芸術を破壊する

数多いボードゲームの中で、囲碁、将棋、チェスは他のゲームと異なり、極めて芸術性の高い性格を持っています。 アマチュアならば運用形態は、どうでも構いませんが、プロ棋士の場合には最善の対局環境が必要です。 ここで大問題となるのが、プロ棋戦の運営…